四国地域オフセット・クレジット拡大連携協議会

  • 〒780-0046
  • 高知県高知市伊勢崎町8番24号
    高知県山林協会内
  • TEL.088-822-5331
  • FAX.088-875-7191

よくある質問

カーボン・オフセットは、ビジネス面で、どのようなメリットがありますか?
「企業価値の向上」と「コスト削減の可能性」があります。
地球温暖化への関心の高まりとともに、温暖化対策に取り組む企業を評価する消費者や投資家が増えています。そのため、CSRの取組としてPRする企業も少なくありません。
また、カーボン・オフセットの実施には、温室効果ガスの排出量の算定を行います。これによって温室効果ガスが「見える化」され、工程の見直しや無駄を省く取組も促進されます。
さらに、クレジットを購入することにより、社内において、温室効果ガスの排出がコストであると認識され、そのコストを削減する意欲へもつながります。
排出権やクレジットとは何ですか?
温室効果ガスの排出を削減又は吸収するプロジェクトを通じて生成される、排出削減・吸収量のことをクレジットと言います。排出権もクレジットも同じ意味です。
クレジットが創出される排出削減・吸収プロジェクトには、森林整備、風力発電、太陽光発電、小水力発電、木質バイオマスの活用、農畜産分野のプロジェクトなどがあります。
クレジットにはJ-VERや高知県J-VERの他に、国内クレジット、J-クレジットなど様々な種類があります。

J-VER(Japan Verified Emission Reduction)… 環境省が運営するオフセット・クレジット(J-VER)制度に基づいて発行される、国内における自主的な温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じたクレジット。
J-VER制度へ

高知県J-VER… 環境省のオフセット・クレジット(J-VER)制度と整合しており、「都道府県J-VERプログラム」として認証されたクレジット。
高知県J-VER制度へ[PDFファイル]

国内クレジット… 経済産業省、環境省、農林水産省が運営する国内クレジット制度に基づいて発行される、中小企業などが大企業の資金や技術の提供を受けて温室効果ガスの排出削減事業を行うことにより生じたクレジット。
国内クレジット制度へ

J-クレジット… 2013年4月から、オフセット・クレジット(J-VER)制度と国内クレジット制度が統合して開始したJ-クレジット制度に基づいて発行されるクレジット。J-クレジット制度は、クレジットを創出する2つの制度が併存している分かりにくい状況を解消し、制度のさらなる活性化を図るために設立されました。
J-クレジット制度へ

カーボン・オフセットは、個人が購入すると、どのようなメリットがありますか?
クレジットが生み出されるプロジェクトには、温室効果ガス削減への寄与の他に、日本国内の森林再生や地域活性化といった副次的効果があります。ご自身の住んでいる地域など、関わりの深い地域のプロジェクトのクレジットを購入することで、その地域の活性化につながります。
算定の対象範囲について、どのように考えれば良いですか?
実施者が任意に設定できます。例えば、商品の原料調達から廃棄までの温室効果ガス排出量の全てを対象にすることもできますし、製造工程のみなど一部の活動に限定することもできます。
排出量の算定とは、どのようなことですか?
オフセット量は、算定する範囲の排出量で決定します。電気やガスなどのエネルギー使用による二酸化炭素の排出量は、使用量によって計算します。
算定方法ガイドラインはコチラ。
*上記のガイドラインは、適宜更新されますので予めご了承ください。 
削減努力とは、具体的にどのようなことですか?
排出量を削減する取組はもちろん、排出量削減を促すことも含まれます。「電気をこまめに消す」、「夏は空調温度を28度に、冬は19度にする」なども削減努力の一つに含まれます。
四国で創出されるクレジットの量は、全国でどのくらいの割合ですか?
四国で登録されているJ-VERプロジェクトは23件あり、全国の約9%を占め、J-VERとして認証されたクレジット量は49,939トンで、同じく全国の約9%を占めています(2013年9月2日時点)。また、高知県J-VERは11件登録されており、全国の都道府県J-VERの約73%を占めています。
オフセットのクレジットの調達とは、何を行うのですか?

さまざまなプロジェクトの中から、応援したいプロジェクトを選びます。
カーボン・オフセットプロバイダーまたは、プロジェクト事業者よりクレジットを調達します。

その時、種類や価格をご確認ください。
クレジットの購入方法は?
方法は2つあります。
応援したいプロジェクト事業者から直接購入。詳しくは「クレジット購入の流れ」をご参照ください。
購入する排出権によって価格が違うのはなぜですか?
クレジットが創出される排出削減・吸収プロジェクトには、森林整備、風力発電、太陽光発電、小水力発電、木質バイオマスの活用、農畜産分野など様々なものがあります。実施するプロジェクトの内容によって、プロジェクトにかかる費用は異なるため、クレジット価格もプロジェクトごとに変わります。
無効化とはどういう意味ですか?
購入したクレジットが再販売・再使用されることを防ぐために、クレジットを無効にすることを言います。「無効化」とは、言い換えればクレジットの価値をゼロにすることです。「無効化」を行うことで、「無効化」したクレジット量に応じたCO2量が世の中から削減された、ということになります。
排出量の埋め合わせについて
排出量の埋め合わせはクレジットを無効化口座に移転すること(以下、「無効化」という。)で完了します。無効化の際には、自ら無効化する形と、オフセット・プロバイダー等に無効化を代理で行ってもらう形があります。
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